「動脈硬化」自覚症状のなく…突然、心筋梗塞や脳梗塞に(産経新聞) [高血圧]

 


「動脈硬化」自覚症状のなく…突然、心筋梗塞や脳梗塞に(産経新聞)


 
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と深い関係がある動脈硬化は自覚症状がほとんどなく、


突然、命にかかわる心筋梗塞や脳梗塞の発病につながるケースが少なくない。


動脈硬化は大半の健診では測定項目に入っていない。


それをチェックできる手立てとして頸(けい)動脈エコー検査に注目が集まっている。(山本雅人)

 

◆進行度の指標

 
頸動脈エコーは機器を首に当て、


血管壁の厚さや血管内のプラーク(血管が詰まる原因となるふくらみ)を超音波で調べる。


画像として状態をチェックでき、放射線による被曝(ひばく)がない特徴がある。

 
同エコーについて、血管内治療の権威である東邦大医学部の東丸(とまる)貴信教授(臨床生理機能学)は


「心臓の血管の状況を知るには本格的な検査が必要となるため、


頸動脈の血管で調べるのが分かりやすく、患者の負担も少ない」と語る。

 
日本では、心筋梗塞を含む心疾患や脳梗塞を含む脳血管疾患の死因はそれぞれ2位、


4位(平成23年人口動態統計)を占め、合わせた数は死因トップのがんに迫る。


米ハーバード大のグループが、


数千件の症例を基に頸動脈壁が厚い人ほど心筋梗塞や脳梗塞を発症する率が比例して高まることを示した論文を約15年前に発表して以来、


同エコー検査が動脈硬化の進行度の指標として世界で認知されてきている。


 
◆3つの危険因子

 
動脈硬化の要因には内臓脂肪の蓄積や高血圧、脂質異常、喫煙が主な危険因子で、


この因果関係について東丸教授ら東邦大グループは詳細に調べた。

 
調査は18~20年、東邦大佐倉病院(千葉県佐倉市)で同エコー検査を受けた50歳以下の男女289人を対象とし、


危険因子を3つ持つ場合、ほとんどの人が20代後半から30代前半で血管内にプラークがあることが分かった。


このデータは日本成人病(生活習慣病)学会などで発表し、因果関係を裏付ける画期的な研究として反響を呼んだ。

 
予防にはメタボの段階で改善するのが望ましいが、「危険因子がある場合、20代後半から年1回くらい、


危険因子がないと思っている人は50代になったら、人間ドックで頸動脈エコーを含めるといい」と東丸教授は助言する。


ただ、1つの検査機器では万全ではなく、


両手首と両足首の脈波を基に動脈の状況を調べるCAVI(心臓・足首・血管指数)検査などを併用する方法もある。


 
■子供の頃の食生活カギ

 
東丸教授は「20代でプラークが現れる人は子供の頃からの食事内容の影響も大きい」と指摘する。


日常の食生活で予防するにはどうしたらいいのか。東丸教授は「食の欧米化」を懸念し、


「ミンチした肉には油分もたくさん入っているので、それらを使った料理は回数を少なめにしてほしい」と話す。

 
保護者が特に注意すべき点として「子供の好きなピザやハンバーガーも食事の時間を十分確保し、量を取り過ぎないようにする。


週の半分は大豆や魚を中心とした和食のメニューにすることを習慣付けてほしい」とアドバイスする。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130206-00000515-san-hlth


※この記事の著作権は配信元に帰属します。


-------------------------------------------

 

高血圧の状態が続くと、たとえば、心臓は過重労働に対応しようと心筋をふやし、大きくなるんです(心肥大)。


また血管(主に動脈)は、高い圧に負けまいとして壁を厚くする。


高い圧力によって血液の成分が動脈の内壁に入りこんで、それにコレステロールが加わるなどして動脈硬化を起こしてくるんだな。

 
動脈硬化は全身に起こり、血液の流れを悪くするが、とくに多くの血液を必要とする臓器である脳や心臓等に、害が及ぶんだ。

 
心臓の筋肉に酸素と栄養を運ぶのは冠動脈(冠状動脈)と呼ばれる血管だけど、


これが硬くなると血液の流れが滞り、そこに血のかたまりができやすくなる。


こうして血管が詰まって心筋が血液不足になるのが、虚血性心臓病(狭心症や心筋梗塞)なんだよ。

 
いっぽう、脳の動脈が硬くなると、心筋梗塞と同じようなプロセスで脳梗塞が起こってくるんだ。


また、硬くなった細い血管はもろくなるんだ。そこに高い圧力がかかると脳の血管が破れて、出血が起こる。


これが脳出血だね。脳梗塞と脳出血など、脳の血管の障害が原因となって脳が正常に働かなくなるのを、脳卒中というんです。


虚血性心疾患と脳卒中、どちらも、一度に大きな発作が起こると、命にかかわることがある、おそろしい病気なんだよ。


※厚生労働省HPより抜粋

 


高血圧は自覚症状もないので「サイレントキラー」と呼ばれています(▼皿▼*)

 

予防のためにも血圧はたまには測りましょうね^^

 


-------------------------------------------


ご訪問ありがとうございます^^


メタ防犯ウォーキングでメタボ・ロコモ対策と子ども見守り活動!


健体康心 金薬 「減塩対策に原種ゴーヤー茶!」


http://www.kinyaku-0123.com/

 

 


nice!(9)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 9

コメント 4

繭

いつも思うんですが、発症したからって慌てたってダメです。
今まで「そうなる」生活をしてきたんだから。
だから義務教育で「こういうことすると将来こんな病気になる」とかシッカリ教えれば良いのよね。
癌だって誰でも癌の芽を持っていて、それを育てちゃうかそうしないかですよね。
医療費が嵩むって言う前に、そんな教育をプラスしたらずっと良いんじゃないか、と思ってます。。
by 繭 (2013-02-06 22:17) 

たぬぽ

確かにこういうことをいくら言っても、聞かない人は全く聞きませんからね~。子供のうちから食事がどのくらい健康に影響を与えるかとか、もっと教えた方がいいのかもしれませんね~。
by たぬぽ (2013-02-06 23:22) 

川島

繭さん

>今まで「そうなる」生活をしてきたんだから。
そう、病も急には止まれないですね!

>義務教育で「こういうことすると将来こんな病気になる」とかシッカリ教えれば良いのよね。
私もそう思います、改善より予防が重要です。
まず親がもっとしっかり健康管理しないと、太った親からは、生活習慣も似てるので子どもも太る確率が高いですからね^^;


by 川島 (2013-02-07 11:33) 

川島

たぬぽさん

>確かにこういうことをいくら言っても、聞かない人は全く聞きませんからね~。
自分は違うって、なるまでそう思いますからね^^;

親が自分の生活習慣をコントロール出来ずにいると、
子どもの健康も影響されますね。そして大人に・・・
by 川島 (2013-02-07 11:39) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。